歳入約270.3億円、歳出約265.7億円。65歳以上の高齢化率は、南古谷地区23.1〜川鶴
地区の44%まで、市全体は27、1%です。要支援約4千人、要介護約1.8万人。第8期計画の
最終年でした。最も力を入れた事業は、 要介護認定の約6割を占める 認知症に関する取り
組みです。映画の上映、オレンジカフェの紹介や図書館の協力で図書の展示を行い、正しい
知識の普及を行いました。支援体制の構築やケアの向上、「本人ミーティング」を開催しま
した。 介護サービスの利用は毎年増え、コロナの影響を受けたものの、感染拡大防止に努
めながらサービスの提供を継続し、計画を推進できました。
コロナ禍による活動自粛の影響で、身体機能の低下や認知機能の低下が増加し、相談件数
が増えている。重症化予防は重要です。また、成年後見制度の利用も増加しています。高齢
者のいる世帯のうち、約7割がひとり、または夫婦のみの世帯で増加傾向です。権利擁護、
成年後見制度に関する相談体制にも力を入れています。
一般会計で、物価高騰対策を実施されました。
ここに注目! 介護保険料の所得段階について 65歳以上の介護保険料は所得によって異な
ります。いちばん多く占めるのは、第6段階(所得125万円未満・年収235万円ぐらい )約1.4
万人(15.4%)で、サービス利用料の負担は2割です。平均的な65歳以上の夫婦のみ無職世
帯の収入は296万円とされています。
平均より収入は低いけれど、負担は大きいと言ったところでしょうか。生活に影響はない
か、利用控えは起きていないか気がかりです。
全国的に不足しているとされる訪問介護事業所は83あり、5年間で12事業所増。 不能欠損
(介護保険料が払えない)が増えています。介護保険の実利用率が低下してます。介護予防・
生活支援サービス事業の利用が少なく、地域密着型介護予防サービスの利用の伸びが悪いの
で、介護で困っている人がいるのではないかと心配です。
介護保険は、市役所で担っていますが、介護は民間が担っているので、以前より把握が難
しくなっています。介護でお困りの方は、地域包括支援センターに相談してください。